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「AfterEffectsで背景の質感変更」

01 12, 2009 | Posted in AfterEffects関連 | Thema オンラインゲーム » Perfect World -完美世界-

2 Comments
so8.jpg
動画における背景素材の質感アップの方法を質問頂きましたので記事としてご紹介させて頂きます。
この手の表現をする際、私の場合はサードパーティーから発売されているフィルタ系のプラグインを使用する事がほとんどなのですが、質問者の方はプラグインは一切お持ちで無いご様子。。
購入するにも大変高価なものなので今回はプラグインを一切使用しない事を前提として解説させて頂きます。
それでは早速解説させて頂きます。
今回はこんな感じに質感を変更してみたいと思います。
so0.jpg
上段の画像が変更前の素の素材、下段が変更後の素材です。

夕日の景色が欲しいのに手元にある素材は晴天。。。。
そんな場合を想定してあえて夕日の景色に変更してみました。
もっとも、今回の補正方法を使えば天候自体は組み合わせ次第でどんな風にも変更可能ですのでご安心を。^^

so0_1.jpg
ちなみに変更後の景色のコンポジションを覗いてみると、レイヤー構造はこんな感じになっています。
意外にシンプルな構造ですね。^^
という事で気を楽にして進めていきましょう。



so0_2.jpg
まずは空自体のディテールがショボイので空は完全に別のモノに入れ替えてしまいます。
素材が静止画の場合はPhotoShopで、動画の場合はマスクツールで空をくり抜きます。
※今回は判り易く静止画にしたのでPhotoShopでくり抜きます。


so1.jpg
そして用意した新しい空の素材をハメ込んだのがこちらの画像です。
これだけでも随分印象は変わりましたね。^^
※実際にはここに動画の空素材を入れる使われ方が多いのですが、今回はサンプルという事でこちらもで静止画を使用しています。



so2_1.jpg
空を入れ替えた後のPhotoShopファイルを読み込みます。
コピー&ペーストで全く同じ素材を上下2段に重ね、上段の描画モードを「ソフトライト」に変更します。
so2_2.jpg
更にエフェクト→色調補正→「輝度&コントラスト」を選択し、上段のレイヤーのみに適用します。
エフェクトのパラーターは画像の通りです。
so2_3.jpg
すると上の画像の様にコントラストの強調された質感になります。



so3_1.jpg
次に新規平面レイヤーを作成し、エフェクト→描画→「カラーカーブ」を適用します。
描画モードは「ソフトライト」に変更して下さい。
so3_2.jpg
カーカーブのパラメーターはこんな感じです。
ちなみにパラメーターの「開始色」と「終了色」の設定次第で景色の天候を自由に変更可能です。
今回は夕焼けの景色が欲しいので開始色に「白」、終了色に「黄色」を選択しています。
so3_3.jpg
全体的に画像が黄色味を帯びましたね。
夕焼け景色に少しだけ近づいた感じです。^^



so4_1.jpg
続いて新規平面を作成し、「マスク」を適用し、表示形式を「反転」に変更します。
so4_2.jpg
AEの「ペンツール」でマスクパスを描き、影の掛る範囲を設定してあげます。
後から調整出来るので描くパスの形はおおよそでOKです。
sox.jpg
マスクが描けたら、レイヤーパネルを開き、「マスクの境界線をぼかす」の値を「113」に変更します。
値自体は被写体により変わりますので任意に調整して下さい。
so4_3.jpg
地面の付近をご覧頂ければ判る通り、先程描いたマスクの範囲の外側に黒い影がのりました。^^



so5_1.jpg
再び新規平面を作成し、エフェクト→描画→「カラーカーブ」を選択して適用します。
描画モードは「ソフトライト」です。
so5_2.jpg
今度は開始色に「オレンジ」、終了色には「黒」を選択します。
so5_3.jpg
もうほぼ欲しい質感になってきましたね。^^



so6_1.jpg
最後にスパイスとして新規平面を作成してエフェクトから「レンズフレア」を適用してあげましょう。
描画モードは「加算」です。
更にレンズフレアの色相を変更する為にエフェクト→色調補正→「カラーバランス(HLS)」を選択して適用します。
so6_2.jpg
レンズフレアのパラメータは任意ですが、カラーバランスのパラメーターはこんな感じですね。
これもどちらかと言うと好みに応じてという感じかもしれません。
so6_2_5.jpg
仕上げとしてレンズフレアの「透明度」を73%程度にしてあげればフレアが綺麗に馴染む様になります。
so6_3.jpg
そして完成したのがこちらの画像です。^^
もう元素材の画像なんて使えないくらい質感がアップしましたね。^^
実際に動画で使う場合などはこれをプリコンポーズ化しものに薄く「ブラー(ガウス)」を適用してあげると更にリアル感が増します。


ポイントを整理します。

・同一レイヤーを2重に重ねて上段の輝度コントラストを変更した後に描画モードをソフトライトに。
・「カラーカーブ」を描画モード「ソフトライト」で適用する事で色彩変更を。
・マスクパスで被写体に合った影を付加。
・レンズフレアには「カラーバランス」を適用し、透明度を調整してやると被写体に馴染む。


以上は質感変更をする際には定番中の定番テクニックとなっていますので覚えておくと重宝しますよ。^^
プロの制作したコンポジションなどを覗いてみても必ずと言って良い程使われています。

私が現在制作中の動画作品においても、例えば
so7.jpg
こんな風に同様の方法で質感アップをさせています。^^

[後にボヤキ]
こういう実践的なテクニックというのは意外にもネット上にソースが存在しないので凄く不思議です。
私も手法を確立するまでに随分試行錯誤しましたので今回質問メールを下さった方の気持ちは凄く良く判ります。
結構、上手い人に限って技術を公開したがらない傾向とかあるのでしょうか・・・・
メールを下さった方は2名の職人にソース公開を拒否されたそうです。
別に善人ぶるつもりは無いですが、そういう閉鎖的な風潮って何とかしたいものですねぇ。。。
特に「神職人」とか言われている人達・・・・・ww
そう言えば3Dモデリングの世界などでもやっぱり同じ様な風潮がありますねぇ・・・
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- Comments
2 Comments
kuwae
06 22, 2009
URL [ edit ]
AFについてサイト巡ってたらこちらのサイトに・・・
確かに質感などを書いてくれるサイト全然みつからないです。
とても参考になりました
ありがとうございます!これからも観させていただきます!!
けー
07 05, 2009
URL [ edit ]
返信がすっかり遅くなってしまって申し訳ありません。

そうなんですよね。
一番重要な仕上げの部分のテクニックに関してはほとんどソースは存在しないですよね。
でもご安心下さい。
この記事で紹介した手法はPhotoshopの定番テクニックをAEに応用したものなんです。
ですからPhotoshopのテクニックサイトなどを眺めてみれば動画にも活用出来る仕上げ技が閃くものなんですよ。^^
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